明石市立天文科学館
明石市人丸町2番6号
星を見た日 2005/6/4
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 福岡から大阪への移動。途中に明石があるじゃないか、と行くことにしました。

 子午線のとおる町です。明石の駅から徒歩15分。大きな時計塔がすぐ目に入ります。
横から入ったので、先に科学館の裏手にある日時計を見たりしました。ドームの向こうに
明石海峡大橋が見えます。
 入館料は700円。受付を入ってすぐに目に入ったのが、七夕の飾り。すでにいくつもの
お願いごとが掛かっていました。ロッカーが星座のマークだったり。

 投影時間まで少しあったので、先に展示を見ることに。エレベーターで一気に14階の展
望室まで。時計塔は展望台になってるんですね。一つ下の13階も展望室。眺めが良いです。
その後、螺旋階段を下って4階へ向かいます。5〜12階は棟階段で、ここの壁にはビック
バンから今までの様子や生命の誕生が描かれています。ぐるぐる螺旋階段です。絵にばか
り気を取られては危険(私だけ?)足下にはご注意を。
 4階は天文サロンと外が日時計広場。晴れてる日は自分の影で時が読めます。この日は暑
すぎてすぐ屋内に戻ってしまいましたけど。3階は展示室。天文のこと、時のこと。いろん
な時代のいろんな時計がいっぱいありました。
 さて、いよいよ2階がプラネタリウム。ドーム前の待合室がかなり良いです。プラネタリ
ウムの仕組みとか、歴史とか、恒星球用の大きい電球まで展示してあります。しかも電気を
つけれます。この光で星が輝くのよね。プラネの仕組みの展示は、小さな模型が実際に動き
ます。日周、年周、歳差の運動。緯度変化。小さいけどツァイス君の形です。かわいい〜。
持って帰りたいくらいです。無理ですが。歴史では、どんな形の投影機が世界のどこにある
のか、系図のようにまとめられていて、これも見物。

 投影は5回ありましたが、毎回解説者が違いました。私が見たのは、この日の4回目の14
時30分の回と、5回目の15時50分の回。解説は兼吉さんと藤田さんでした。ドームの開場前、
その回の解説者さんのお名前の書かれたボードが、ドームの入り口に置かれました。似顔絵
付きです。いや似顔絵の方が大きく書かれております。
 開場。ドームの中へ。目の前に飛び込む大きなツァイス君の姿。かっこいい〜!。ツァイス
君の足もと、台の周りはお花で飾られていて、かわいい〜。ツァイス君の大きなその体。この
機械美。やっぱいいわぁ。丁寧にメンテナンスされているようで、お身体もぴかぴか。何十年
も経ってるとは思えません。愛されているのね、ツァイス君。嬉しい気持ちで投影の開始を待
ちます。

 時報の音で投影開始(さすがだ)。びっくりしたのは、解説者さんが投影機の前まで出て、
お客様の前に出て挨拶をしていたこと。他ではお目にかかったことがございません。投影機の
説明や出口の案内などを丁寧にして、解説がはじまります。
 日の入り。もちろん夕焼け。やさしい夕焼け。一番星は自分が見つけた星です。惑星達の姿
が見えます。土星、もちろん輪が見えます。木星、もちろん横縞が見えます。やさしい光の星
達。ツァイスのプラネタリウムを見ている、という実感が喜びになります。
 夜になりました。こんばんは。やっぱりこの温かい星空が、私は好きです。
 プログラム的な内容は同じでも、解説員さんが違うと違う番組に思えます。生解説の醍醐味
かな。
 星空解説や一般の星優(!)さんも参加の星座物語。漏刻のお話。時の記念日に合わせ、科
学館入り口に新しくできた漏刻。水の流れで時間を知る時計なのです。そんなお話を聞きなが
ら、時間は過ぎ、朝を迎えます。
 薄明、朝焼け。日の出。「おはようございます」。嬉しい挨拶が聞こえました。夕焼けはあっ
ても朝焼けのない投影も多い中、おはようございますの言葉まで。とても嬉しい。あたたかい
星、あたたかい空間。心があたたかい。

 おみやけは土星みたいなデミタスカップと科学館のペーパークラフト。かなり良いです。
 好きになりました。ここのプラネ。この天文科学館。あたたかい場所。遠いのが唯一難点かしら。
 また行こう。また見たい。そう思った場所でした。

写真をいっぱい撮りました。


2005/6/13



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